おおしま豆腐店というバンド名の決め方と由来の話
「先々月でおおしま豆腐店が活動1周年を迎えました」
「やったね」
「1年間活動してきましたが」
「2億回くらい、バンド名の由来について聞かれました」
「1日あたり54万回ね」
「これには凄く思い入れがあるんだよね」
「そうなんですか」
「ではそのお話をしてあげましょう」
「どうぞ」
私には昔おばあちゃんがいました。
凄く優しいおばあちゃんで、私はおばあちゃんが大好きでした。
おばあちゃんも昔歌を唄っていて、一生懸命プロを目指していました。
来る日も来る日も歌い続け、いつか日本中に歌声が響く日を待ち望んでいました。
最初は誰も聞いてくれませんでしたが、そのひたむきな歌に対する姿勢に
次第に多くの人が心を打たれるようになりました。
そしてある日、その努力は実り
レコード会社の人の耳に届きました
おばあちゃんはとても喜びました。
努力が実り、夢がかなった瞬間です。
ですが、悲劇は突然訪れます。
いざデビューの前日、おばあちゃんの喉に病気が発症します。
それは、声が出にくくなる病気でした。
当時の医療技術では、完治させることはできず
おばあちゃんは歌をあきらめざるを得なくなりました
そして、夢をあきらめ、家業を継ぐことになりました。
豆腐屋。おおしま豆腐店です。
その後、私の母である娘が生まれ、私が生まれました。
おばあちゃんはよく私の歌を褒めてくれました。
そんなおばあちゃんは、私が小学2年生の時に亡くなりましたが、
いつまでも私の胸の中で生き続けています。
おばあちゃんの夢は私に宿り
そろそろめんどくさくなってきました
おばあちゃんが始めた「おおしま豆腐店」の名前を借り
私は歌い続けています。診断メーカーで出てきたやつ」
「これね」
※このブログはおおしま豆腐店がお送りしました。