ジョニー大蔵大臣から学ぶバンドのライブMCが上手くなる方法
「MCが上手くいかなくて悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか」
「私もその中の一人で、いつもどうやったら盛り上げることが出来るか悩んでいます」
「その中で、「MCが上手い人を真似る」というのが手っ取り早い方法だという結論に達しました」
「はい」
「YoutubeでMCが上手い人のLIVE動画をいろいろ探していたのですが」
「その中の一人を紹介したいと思います」
「この方です」
「ジョニー大蔵大臣」
「以前のランキングでも一位になった【水中、それは苦しい】のボーカルの方ですね」
「前にライブを見に行ったこともあるのですが、めちゃくちゃMCが上手いです。30分間笑いっぱなしでした」
「このクオリティまで行くのは才能と場数が必要ですが、心がけだけでも学んでいきましょう」
「何より凄いのは、ほとんど一人で話してここまで会場を沸かせられるという事です」
「ツッコミがいないというのはなかなかのハンデだと思います」
「というわけで上の動画を勝手に分析して、その中のテクニックを3つに分けてご説明したいと思います」
「お楽しみに」
1.「面白いでしょ?」感を出さない
「笑わせるってことは、ある意味相手を自分の掌の上で転がすようなものですよね」
「意のままに笑わせるという事ですか」
「でも、それってやっぱりいい気はしないんですよ。そんな大げさじゃなくとも、相手の思い通りになるというのは」
「それが表れてしまうと笑いを阻むんです」
「ですがジョニー大蔵大臣さんの場合、ステージ上では全力を尽くしてすごく真面目な話をしているっぽく見えるんですよ」
「例えば息を切らしながらだとか、囁くようにだとか、真面目なトーンだとか」
「それが、相手の掌で転がされている感を無くしていると思います」
「要するに、変に余裕ぶらず全力でパフォーマンスに取り組めと」
「はい」
「MCだけでなく、曲の方でも」
2.間
「マ」
「笑いには間が大事ですね。これこそ場数が必要な話ですが」
「上の動画の通り、一言一言のあいだに間があることにより緩急をつけることが出来ます」
「あと、1の話にもつながるんですが、間を置くことによって「この話今ふと思い出した感」を出す事が出来ます」
「前もって用意した笑わせる用の話ではない感ってことね」
「簡単なテクニックだと、MCで喋り始める時に意味深に2秒ほど黙るのも面白いかもしれません」
3.テンションの差を出しすぎない
「ジョニー大蔵大臣さんは落ち着いて淡々と喋るスタイルですが」
「もし途中でテンションMAXで大暴れして観客を煽りに煽ったりしたらどうでしょうか」
「ま、まぁちょっと「え!?」感はあるかもね、うん…」
「それ自体決して悪い事ではないと思いますが、印象付けとして、」
「話一本で笑わせるタイプだとか、客席を煽るタイプだとか、とにかく大声を出して盛り上げるタイプだとか」
「一貫したものは持っていた方が良いと思います。ブレてなければこなれ感が出ますよ」
「こなれ感」
「ここまで書いて思ったのですが」
「MCで悩むバンドが、ジョニー大蔵大臣さんの上積みだけを真似るのはちょっとハードルが高い気がしてきました」
「え…?」
「あくまで考えの一つとして捉えてくれると嬉しいです」
「なにその終わり方…」
※このブログは、おおしま豆腐店の提供でお送りしました。